大工と鬼六

虹の声

2010年10月23日 07:09

 これは最後の場面。
 
 『明治図書、阿部恵著、パネルシアター 保育指導資料4 

 たのしく遊ぼう つくり方からたのしい作品まで、

 アイディアいっぱい』という本から、

 10年くらい前に作った物です。

真っ暗なので、上手に写真を撮る事ができませんでした

手ブレが すごいし…。

途中で、撮影モードを変更して、終わりの方はキレイに撮れました。

子供達の後ろから撮ったので、画面も小さいですが、

雰囲気だけでも伝わるかな〜。

 カーテンを引いて、

 電気を消して、

 真っ暗なところから、

 はじまります。


 
 昔むかし、それは流れの速い川がありました。

 村人達は、何とかしてこの川に橋を架けようとしましたが、

 流れが速すぎて、架ける事ができません。

 そこで、村一番の大工さんにお願いする事にしました。



 人の良い大工さんは、引き受けてしまいますが、

 「こんなに流れの速い川に、

 橋を架けるなんてとても無理だ。」

 と困ってしまいます。

 すると、川の中から大きな鬼が顔を出します。

 そして、川に橋を架けてやろうと言うのです。

 もしも橋を架けることができたら、

 お礼に大工さんの目玉をもらおうと…。

 さあ、大工さんは大慌て。

 橋は架けて欲しいけれど、目玉を取られては困ります。

 すると鬼が、オレの名前が判ったら、

 目玉は許してやると言うのです。

  困り果てた大工さんがとぼとぼと歩いていくと、

 子鬼達が歌っています。

 ♪ 鬼六や〜い 鬼六やい、はやくめん玉持って来い、

 大工のめん玉持って来い、

 や〜い や〜い 鬼六やい ♪
 こうして大工さんは、鬼の名前が鬼六である事を知り、

 目玉を取られることなく、

 立派な橋を架けてもらう事ができた。
 
 と言うおはなしです。


真っ暗な部屋の中で、ブラックライトに照らされたパネルの絵が光ります。

鬼六が川からゴボゴボゴボと出てくる様子は迫力があります。

そして、子鬼達が歌う場面はとっても可愛いのです。

おはなし面白さが、ブラックパネルによって、より一層子供達の心にひびくと思います。


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